どうも院長です。
先日、大阪のグランキューブ大阪(大阪府立国際会議場)で開催された「TOMIYA DENTAL EXPO 2026」に行ってきました。歯科医療専門商社の株式会社トミヤさんが2年に一度主催している展示会で、今回のテーマは「歯科環境のDX化」でした。

会場には80社を超える企業が出展しており、口腔内スキャナーやCAD/CAMシステム、3Dプリンターなど、デジタル機器の展示が多く並んでいました。実際に機器を触ったり、デモンストレーションを見たりしながら、あらためて「歯科DX」が自分たちの診療、特に小児歯科にどう関わってくるかを考える機会になりました。
小児歯科にとっての「DX」とは
大人の診療と違い、子どもの診療では「どれだけ負担なく、正確に情報を取れるか」が特に重要になります。口腔内スキャナーは、その代表例だと思います。粘土のような印象材を口の中に入れてしばらくじっとしている、というのは、小さなお子さんにとって決して楽な体験ではありません。スキャナーであれば、その負担を大きく減らせる可能性があります。

3Dプリンターについても、スペースメインテナー(乳歯を早く失ったときに使う保隙装置)やマウスガードなど、一人ひとりの口の形に合わせて作る装置との相性が良い技術です。デジタルデータから直接作れるため、来院回数を減らせたり、型取りの負担を減らせたりする効果が期待されています。ただし、こうした装置の精度や、実際の臨床成績(従来の方法と比べてどれだけ良いか)については、まだ研究の途上にある部分も多く、「便利になる」ことと「治療の質が上がる」ことは分けて考える必要があると感じています。
まとめ
今回のテーマである「歯科環境のDX化」は、業務効率化という側面だけでなく、子どもたちの通院の負担を減らすという意味でも、小児歯科にとって意味のある方向性だと感じました。新しい技術を取り入れる際は、便利さだけに飛びつくのではなく、実際に治療の質や子どもたちの安心につながるかどうかを見極めながら、当院でも少しずつ取り入れていきたいと思います。
それではまた!










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