こんにちは、院長です。猛暑のピークも過ぎ、少しずつ過ごしやすくなってきましたが、雨の日も多い時期ですね。体調にはどうぞご留意ください。
アプローチ修復のお知らせ
少し前に、当院の駐車場でお車が縁石を乗り越えてしまい、医院前のアプローチが破損する出来事がありました。しばらくの間、ご不便とご心配をおかけしましたが、無事に修復が完了しました。


待望の新機器、ついに導入!
そして本題です。私がずっと待ち望んでいた最新の医療機器、プラズマ低温滅菌機(低温プラズマ滅菌器)を導入しました。熱に弱い器具まで確実に滅菌でき、院内感染リスクをさらに下げられます。

「滅菌」と「消毒」の違い、ご存じですか?
消毒:細菌やウイルスの数を減らす処理。
滅菌:あらゆる微生物を完全に死滅させる処理(医療現場の基本)。
歯科では治療器具を患者さまごとに必ず消毒または滅菌します。より徹底した衛生管理のため、滅菌は欠かせない工程です。
これまでの主力:高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)
長年の主力は高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)。金属器具には非常に有効ですが、熱に弱いプラスチックや樹脂製の器具には使えませんでした。そのため、使い捨てにするか、消毒止まりになることもあったのです。

プラズマ低温滅菌機のメリット
- 低温で熱に弱い器具(プラスチック・光学機器など)まで滅菌可能
- 滅菌時間が短く、診療の効率アップ
- 残留物が残らないため、患者さまにも環境にもやさしい
これにより、これまで消毒までしか行えなかった器具も確実な滅菌処理が可能になりました。院内感染をさらに抑え、安心・安全な診療環境を一段と強化します。
これからも進化し続ける感染対策
当院では、オートクレーブの活用や使い捨て器具の導入など、これまでも徹底した感染対策を行ってきました。今回のプラズマ低温滅菌機の導入で、滅菌の対象範囲も精度もさらに向上。見えないところでの取り組みこそが、皆さまの安心を支える土台だと考えています。
地域で一番衛生的で安心できる小児歯科を目指し、今後も最新の設備と技術を積極的に取り入れてまいります。
それではまた!